お父様を偲ぶこともなく、きょうだいが遺産のことで喧嘩を始めるのではお父様もお母様もかわいそうです。
しかし、お通夜、家族葬のように相続人全員が集まる機会があまりない場合、特に家族葬であれば、みんなが揃っている場で、それぞれが考えていることを聞いておく良い機会です。
「お父さんの遺産はお母さんに全部相続させて、お母さんが亡くなってから、きょうだいで等分に分けようか?」「お母さんに介護が必要になったらどうする?」「お母さんが一人で暮らせなくなったら、実家の不動産はどうする?」など、それぞれが考えていることを聞いておくと、その後の方向性を共有できる場合があります。
その場で結論を出そうとしてそのまま喧嘩になってしまうのはいけませんが、お互いになんとなく考えていることを話す程度なら、良いと思います。